世界が認める第4世代照明技術、LEDを利用した「ソリッドステート照明」技術が、上海萬博パークで幅広く利用されている。上海萬博パークではLEDチップが総計10億300萬枚以上使われており、パーク內で夜景を彩る照明の8割はLED照明が使われている。萬博パークは世界最大のLEDモデルエリアとなった。「中國新聞社」が16日に伝えた。
LED技術が萬博パーク內で大規模に使用されていることは、この技術と生活との距離がそう遠くないことを示している。
中國科學技術部が04年にスタートした計畫によると、今後、中國の21都市でLED照明が導入されていくという。
現在、上海の市政建設に使われる照明には、すでに多くのLED技術が取り入れられている。関係者は「政府はLED照明のコストを抑えるため、現在多くの措置を講じている。3-5年以內に、LED照明が一般家庭でも使用されるようになるだろう」と述べる。
産業規模から見れば、中國はすでにLED産業大國と言える。しかし、技術的には中國と世界の先進レベルとはまだ差がある。今回の萬博では、LED照明器具の大部分で國産化を実現したが、LEDチップの多くは輸入品を採用したという。
「人民網日本語版」2010年5月17日