中國科學院と中國工程院の院士50人以上、専門家數百人が3年をかけて執筆した「中國環境マクロ戦略研究報告」が21日、北京人民大會堂で発表された。中國が環境保護戦略をめぐる研究を実施したのはこれが初となる。人民日報が22日に伝えた。
研究報告は、「中國の環境問題は、局地的に改善は見られるものの、全體的にはまだ抑制されておらず、情況は依然として深刻であり、環境への負擔は引き続き強まっている。中國の環境への負擔はいかなる國よりも強く、環境?資源問題はいかなる國よりも際立っており、問題の解決はいかなる國よりも困難だ」と指摘した。
環境保護部の周生賢部長は、「環境保護部は同報告で提起された戦略目標を実現するべく、多くの部門と共同で取り組んでいく。2020年までに、主要汚染物質の排出を抑制し、環境の安全性を効果的に保障する。2030年までに、汚染物質の排出総量を全面的に抑制し、環境の質を全面的に改善する。2050年までに、環境の質を日に日に高まる人々の物質的生活水準と適応させ、社會主義近代化強國としての中國に相応の環境の質を目指す。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年4月22日