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魯迅の生誕127周年に當(dāng)たる9月25日、さいたま市の古西暘子さんが、魯迅が亡くなる前年の1935年に記した漢詩の書『聴弾琴』を、上海市の魯迅記念館に寄贈した。

書に記された漢詩は、「冷冷七絃上、靜聴松風(fēng)寒。古調(diào)雖自愛、今人多不弾」。「古い琴の調(diào)べが好きだが、今では弾く人も少ない」という意味で、自分の才能にふさわしい場所を得られない當(dāng)時(shí)の魯迅の境遇を重ね合わせたとされる。　

この書は、古西さんの父、東洋史學(xué)者だった元金沢大學(xué)教授の故増井経夫氏に魯迅が贈ったもので、増井氏の義父は、魯迅と親交のあった書店「文求堂」の主人だった故田中慶太郎氏。　

田中氏は中國古書の専門家として知られている。1900年初期に北京で學(xué)んでいた田中氏は、帰國後、父親が経営していた「文求堂」を相続し、中國古書の販売や學(xué)術(shù)著作の出版を手がけた。?文求堂?は1932年、『孔乙己』や『阿Q正伝』などの名作を収録した『魯迅創(chuàng)作選集』を出版し、魯迅にも寄贈しすると、魯迅はすぐに返事を出し、その中の間違ったところを訂正した。こうして田中氏と魯迅の友情が深まっていく。

田中氏は魯迅がしばらくの間、日本で生活することを願った。そして1935年12月に上海を訪れた田中氏の娘婿の増井氏は、內(nèi)山完造氏の手配で魯迅を訪ね、田中氏の気持ちを伝えたが、魯迅は婉曲に斷り、『聴弾琴』の書を認(rèn)めたて増井氏に贈ったという。

古西さんは、「亡父には家寶と言われ、正直なところ重荷でした。寄贈を喜んでもらえてうれしい」と話す。

魯迅記念館の王錫栄副館長は、?古西さんが寄贈した書はとても貴重なもので、魯迅思想の研究や中日文化交流の面で重要な意義がある?と述べた。

?チャイナネット?2008年9月28日