北京週報専家 清水由実
12月22日から24日までの3日間、北京の中央戯劇學院実験劇場で「?2008REAL?日本ドキュメンタリー映畫交流會」と銘打ったイベントが催される。
同交流會に先立ち、11月28日、イベント會場となる中央戯劇學院で報道関係者に向けた発表會が行われた。
同交流會を主催するのは中央戯劇學院。國際交流基金北京日本文化センターと中國日本商會が後援、オリンパス、トヨタ、全日空、パナソニックなどの企業が協賛、協力するため入場料は無料で、《2008REAL》実行委員會が運営を擔う。北京在住の日本人と中國人の若者を中心とした同実行委は、日中青少年友好交流年の今年、日本のドキュメンタリー映畫を通じて日本および日本人のありのままの姿を伝えるとともに、映畫上映のあとで行われる交流會などを通じて中國人の日本観を理解してほしいとこのイベントを企畫した。
同実行委代表の巖田三四郎さん(30)は、今年9月まで中央戯劇學院に留學生として在籍するかたわら、日本のメディアから依頼されて取材活動などをしていたが、その中で中國人の若者から日本人に対する悪意をストレートな形で表現されたことが何回かあり、そんな彼らが余りにも今の日本や日本人について知らないことを思い知らされたという。そこで、友人のフリーディレクターで、同じく今回の実行委の代表を務める大塚龍治さんと相談し、このイベントを企畫、企畫してから開催にこぎつけるまで2年弱かかった、と巖田さんは言う。
イベントの説明をする(右から)《2008REAL》実行委員會代表の大塚龍治氏、巖田三四郎氏、パブリシティ擔當の平耕一氏
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