今日は日本の広島に原子爆弾が投下されてから64年目の「原爆の日」だ。日本?広島にある原子爆弾の被害を受けても唯一殘った建築物である「原爆ドーム」を5日、訪れた。
日本の広島は世界で初めて原子爆弾の被害を受けた都市だ。當時、広島の爆心地付近の建築物がほとんど倒壊した中で、このドームは唯一倒壊を免れ、世界に戦爭の悲慘さと平和の尊さを訴えているかのようだ。
1945年8月6日に原爆の被害を受けるまで、このドームは広島県産業奨勵館として使われていた。チェコのヤン?レツル氏が設計した、新古典主義の鉄骨入りレンガ?石造りの建築物だ。ドーム建築の本體は地下1階、地上3階建てで、中央のドーム部分は5階まである。1945年、原子爆弾はドーム建築の東側約200メートルの広島病院上空で爆発し、爆心地を中心として半徑2キロメートル以內の範囲の建築物はほとんど全壊した。このドームも全焼したものの、爆心地付近で原爆の巨大な威力の下でも倒壊しなかった數少ない建物の一つだ。現在では広島の「原爆ドーム」は殘され、1945年の原子爆弾投下の物証となっている。ドーム上の鉄骨が曬され、外壁は崩れ落ちたこの瓦礫のような建物は今日、「平和都市」広島の重要なシンボル、平和を望む人々の「反戦の聖地」となっている。
人類が再び同じような悲劇を繰り返さないように警告するため、広島の「原爆ドーム」は1996年に世界遺産委員會から世界文化遺産に認定され、ポーランドのアウシュヴィッツ収容所と同様、世界で數少ない「負の文化遺産」、また世界で唯一無二の核戦爭の「遺産」となっている。
「人民網日本語版」2009年8月6日 |