間もなく行われる衆(zhòng)議院選挙で、日本の民衆(zhòng)は「政権選択」を迫られている。すなわち、自民黨の政権維持か、それとも民主黨の政権獲得かの選択だ。「毎日新聞」と「読売新聞」は、民主黨が現(xiàn)在優(yōu)勢(shì)で、全480議席中320議席を獲得する可能性があると分析している。
民主黨が単獨(dú)で3分の2の議席を獲得しても、野黨連合が3分の2の議席を獲得しても、與黨自民黨にとって、極めて厳しい狀況であることに変りはない。日本の衆(zhòng)院選で行われているのは、小選挙區(qū)比例代表並立制だ。世論調(diào)査では小選挙區(qū)300議席中、自民黨で當(dāng)選する見込みがあるのは候補(bǔ)者289人中わずか90人近く。一方民主黨は候補(bǔ)者271人中、200人近くが當(dāng)選する見込みだ。比例代表180議席中、民主黨は80議席を獲得する見込みで、自民黨は50議席を保つと見られている。支持率は現(xiàn)在、民主黨が34%で、自民黨は19%だ。だが、こうした世論調(diào)査を行ったメディアは、態(tài)度を決めていない有権者がまだ30%いると報(bào)じている。こうした人々の選択が、最終的な選挙結(jié)果を左右する。
衆(zhòng)院選が近づくにつれ、日本の民衆(zhòng)は各黨の主張、特に民主黨の政策方針への関心を一層高めている。民主黨の政策の柱は5原則、5策、5つの約束に総括される。5原則とは(1)「官僚主導(dǎo)」政治から、「政治家主導(dǎo)」の政治へ(2)政府?與黨の二元體制から、內(nèi)閣の下の政策決定に一元化へ(3)各省の縦割りの省益から、政府主導(dǎo)の國(guó)益へ(4)縦型の「利権社會(huì)」から、橫型の「きずなの社會(huì)」へ(5)「中央集権」から、「地域主権」へ--。5策とは(1)「國(guó)家戦略局」を設(shè)置(2)「事務(wù)次官會(huì)議」を廃止(3)大臣、副大臣、政務(wù)官を中心に、約100人の國(guó)會(huì)議員を配置。「政治家主導(dǎo)」で政策を立案、決定する(4)新たな幹部人事制度を確立(5)「行政刷新會(huì)議」を設(shè)置。高級(jí)官僚の天下りを厳格に禁止し、予算を精査し、無(wú)駄を根絶する--。5つの約束とは(1)議員の世襲と企業(yè)団體獻(xiàn)金を禁止し、衆(zhòng)議院定數(shù)を80削減(2)小中學(xué)生のために毎年「教育手當(dāng)」を支給し、大學(xué)の奨學(xué)金を拡充(3)年金制度を一元化し、最低保障年金を?qū)g施(3)地方の自主財(cái)源を大幅に拡充。農(nóng)業(yè)の戸別所得保障制度を創(chuàng)設(shè)。高速道路を無(wú)料化。郵政事業(yè)を改革(4)中小企業(yè)の法人稅を11%に引き下げる。求職者に職業(yè)訓(xùn)練手當(dāng)を支給。新企業(yè)を育成。環(huán)境保護(hù)事業(yè)を推進(jìn)--。
民主黨は「日本政治の刷新」を自らの使命とし、特に「官僚政治」改革を積極的に主張している。日本の官僚機(jī)構(gòu)はかつては日本の経済成長(zhǎng)に貢獻(xiàn)し、シンクタンクの役割だけでなく、政治家の役割の一部も行使してきた。だが、日本特有の政治文化が政官財(cái)の「鉄のトライアングル」の形成を招き、政治腐敗が日本の民衆(zhòng)に不満を引き起こす主たる原因となっている。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2009年8月24日 |