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滝さん「情報(bào)系産業(yè)革命のチャンスをつかむ」
発信時(shí)間: 2009-12-10 | チャイナネット

■「ぐるなび」asナンバーワンの秘訣は?

――「ぐるなび」が発足した1996年は、まだインターネットが日本に登場(chǎng)して間もない頃でした。

「ぐるなび」は1995年から開発し、96年にスタートしました。完全にWeb2.0型のビジネスモデルです。

インターネットが出てきたばかりの時(shí)、大抵の情報(bào)系メディアは「より便利なツールが出てきた」というWeb1.0型の捉え方でした。しかし、私はそれよりも「情報(bào)系に産業(yè)革命が起きた」と見(jiàn)定めました。

かつて、人は情報(bào)をとるために高いコストを払っていましたが、それが今では、どんなに學(xué)究的な難しい情報(bào)でも、インテリジェント攜帯あるいはパソコンを通せば引っ張り出せ、情報(bào)の価値が最大200円とまで言われています。そういった情報(bào)系の産業(yè)革命が起きたという判斷が決め手でした。

――時(shí)代の動(dòng)きをいち早く読み取り、直ちに行動(dòng)に出たことが決め手だったのでしょうか。

産業(yè)革命は百年に一度しかないもの。まさか自分が生きている間に、そのツールができるとは思いませんでした。それまで、ずっとITを追っかけてきた私にとって、インターネットはまさに天の恵みでした。

また、意識(shí)変革を予測(cè)する力も求められます。これには、レストランに情報(bào)メディアの存在を認(rèn)識(shí)してもらわないと困りますし、ネットユーザー側(cè)には、「ぐるなび」を見(jiàn)てからレストランに行くという生活スタイルが浸透するのか、という疑いがあるので、そうなるというふうに見(jiàn)えないのではだめです。つまり、そうした意識(shí)や生活スタイルの変化を前倒しにするために、私たちは受け皿としてのプラットホームを提供し、そのお手伝いをしていくということです。

もちろん、未來(lái)を構(gòu)想し、予想するには、色んな要素を自分にためておくことが前提です。普段から脳の進(jìn)化を常に考え、あらゆる構(gòu)想をしていくという連続的な行為が必要なのです。

――「ぐるなび」の創(chuàng)設(shè)に、「ホモ?コントリビエント」という考えもプラスに働いたとおっしゃいました。

ビジネスは人によって作り出されています。社會(huì)のためになる、仲間のためになることは自分の喜びになるという考えは、社員の働く意欲につながっています。そういう意味では、両者は無(wú)関係ではないです。

しかし、モチベーションだけで企業(yè)は形になるわけではない。やはり、やるべきことはしっかりやり、研究費(fèi)は使わなければならないし、未來(lái)の予測(cè)を間違ってもだめなのです。そのため、きちんとしたビジネスモデルの構(gòu)築が大前提です。

世界各國(guó)で外食の案內(nèi)システムがごまんと出たが、「ぐるなび」が一番に成長(zhǎng)して生き殘ったのは、ビジネスモデルが正しかったからだと思います。

――他社の追隨を許さなかったコツは?

最初の4~5年間、「ぐるなび」はまったく儲(chǔ)かりませんでした。やはり、新しい生活スタイルは序についてこないと収益性が上がりません。大器晩成型というか、辛抱強(qiáng)くないと機(jī)能して來(lái)ないビジネスモデルでした。

ベンチャーに攜わって40年になる私は、「5年ぐらいならお安い御用だ」という気持ちで臨んでいました。現(xiàn)に6年目から黒字転換しました。それが他所なら、そこまで待っていられないのではないかと思います。

――コンテンツの提供で心がけていることは?

おいしい店の口コミ情報(bào)にとどまらず、「今週一番行った人が多い人気の店」など、決定的に情報(bào)を入れやすいようにしています。それぞれの店の料理やサービス、料理長(zhǎng)などをデイリーに掲載しています。

つまり、それぞれの店にネット上で競(jìng)爭(zhēng)する場(chǎng)を提供しているということです。ネットユーザーが見(jiàn)やすいよう、探しやすいようにということ以外にあまり注力していません。

従業(yè)員は技術(shù)者集団なので、商売が得意でない代わりに、システムを作るのが好きで、どんどんリニューアルすることも好きです。今度、攜帯電話が出てくるという変化にも喜んでいます。

このほか、店に通う営業(yè)體制やコールセンターの整備などオフラインの見(jiàn)えないところでシステムがきちんと確立しているので、なかなか後から追いつかないようなトータルシステムになっています。

――現(xiàn)在、7萬(wàn)店の加盟店と650萬(wàn)人の會(huì)員を有すという「ぐるなび」。今後、向かう方向をどう見(jiàn)ていますか。

何よりもモバイル(攜帯端末)との取り合いが注目されます。攜帯電話の特徴は、24時(shí)間持參されていること、そして、居場(chǎng)所が確認(rèn)できるGPS機(jī)能があるため、500m先の人気の店とリコメンデーション(顧客の嗜好を予測(cè)する)ができることです。

オフィスで機(jī)に向かって探す時(shí)の探し方と、出かけた先で探す時(shí)の探し方とて、違いがあります。攜帯の普及により、リコメンデーションのトータルシステムも変わってくると思いま す。また、特定顧客のデータベースに基づいたリコメンデーションも始まると思います。

――変化への対応を常に心がけているということですか。

日々進(jìn)化です。「ぐるなび」社では、「私どもは皆さんの知恵を借りて進(jìn)化している。毎日進(jìn)化し続けている」ということを毎日、全員で斉唱しています。

進(jìn)化がビジネスの條件です。安定期は別として、今は情報(bào) 系の変化が大きい時(shí)期なので、止まったらすぐに追い抜かれます。

 

■中國(guó)進(jìn)出のきっかけと期待

――2005年11月、「ぐるなび」は「咕嘟媽咪」(gudumami)の名で上海サイトを開通しました。進(jìn)出を決めた理由は?

私は30年の中國(guó)との付き合いを通して、中國(guó)の女性はもしかして日本人女性と比べて、あまり食事は作らないのではないかという「疑問(wèn)」を抱いていました。

一方、日本は外食が盛んになったのは大阪萬(wàn)博以降だったので、そうすると、中國(guó)の大衆(zhòng)から見(jiàn)る外食の大発展は上海萬(wàn)博以降か、というのを今から5年前に思っていました。そのため、一日もはやくまずスタートしなくちゃ、というのが進(jìn)出の理由です。

上海のサイトでも、お店とユーザーの両方に使いやすいシステムを貸すという考えです。これは情報(bào)系の社會(huì)的使命ととらえています。真面目にやっていけば、かならず浸透すると信じています。

ただ、中國(guó)の女性は料理を作るのが急に好きになり、あまり外食にいかなくなったということになれば、話は別ですが(笑)、何せ入れ物は日本より10倍も大きいから、何とかなるではないかと楽観視しています。

――中國(guó)では今、大都市を中心にレストラン案內(nèi)のサイトは増えつつありますが…

私たちはあくまで、コンテンツの質(zhì)を重視しています。一番大事なのはリアルタイムであること。そして、メニューや料理長(zhǎng)の工夫などを正確に伝えることです。

口コミは、初めての人にとってはとても重要な情報(bào)なので、「咕嘟媽咪」もどんどんそこを追加しています。ただ、それにとどまることなく、「今日、この店でこういうサービスがある」とか、「今、どういう料理がトレンドになっているのか」を店に確認(rèn)したり、店にも情報(bào)を入れてもらったりしています。タイミングによっては、クーポンももらえます。こういったところで差別をつけようとしています。

ユーザーは色んなサイトを使っていますが、上海では最後はみなさん「咕嘟媽咪」でチェックすると聞いています。

――中國(guó)の加盟店やユーザーはこれからも増え続けていくと見(jiàn)ていますか。

これは若い人たちの仕事です。ぼくはビジネスモデルや企業(yè)理念からずれているということは指摘するが、中身をやるのはスタッフです。平均年齢は30歳ちょっとなので、この若さじゃないでしょうかね。

 

■若者、志を高く持て

――最後に、ご自分の人生経験の中から、とりわけ若い人たちに伝えたいメッセージをお願(yuàn)いします。

情報(bào)系が日々進(jìn)化している中、若い人たちは新しいことを構(gòu)想する力、今でいう「地頭力」、自分で考える力をつけることがとっても重要になっています。

私が新入社員に対して求めていることは、「3年後に『ぐるなび』をやめてもっと良いところを目指さないと意味がない。だから、3年後にやめるつもりで頑張れ。この間、いかにして脳を進(jìn)化させるかが勝負(fù)だぞ」です。もちろん、進(jìn)化した部下たちをまたここで働きたいと思わせるよう魅力を如何に作り出すかが、経営陣の責(zé)任ですが…

人間の脳細(xì)胞は使っているかぎり、まったく老化しない。脳は価値を感じて動(dòng)くので、若い人は志を高く持って、最善を盡くして頑張ってほしいです。

 

【プロフィール】

滝  久雄さん

1940年?yáng)|京生まれ。東京工業(yè)大學(xué)理工學(xué)部機(jī)械工學(xué)科卒業(yè)。財(cái)団法人日本交通文化協(xié)會(huì)理事長(zhǎng)、株式會(huì)社NKB取締役社長(zhǎng)、株式會(huì)社ぐるなび取締役會(huì)長(zhǎng)?創(chuàng)業(yè)者。

東京工業(yè)大學(xué)経営協(xié)議會(huì)委員、東京工業(yè)大學(xué)大學(xué)院イノベーションマネジメント研究科客員教授、東京大學(xué)生産技術(shù)研究所 脳科學(xué)研究 顧問(wèn)研究員、京都大學(xué)大學(xué)院工學(xué)研究科非常勤講師。

社団法人蔵前工業(yè)會(huì)副理事長(zhǎng)

総務(wù)省 情報(bào)通信審議會(huì)委員

國(guó)土交通省 YōKOSO! JAPAN 大使

1999年 運(yùn)輸省 交通文化賞受賞

2003年 東京都功労賞受賞

2007年 社団法人蔵前工業(yè)會(huì) 第一回蔵前ベンチャー大賞受賞

2008年 社団法人日本広告業(yè)協(xié)會(huì)功労賞「経済産業(yè)大臣賞」受賞

2009年 The Harvard Business School Club of Japan

Entrepreneur of The Year Award For2009受賞

著書

『貢獻(xiàn)する気持ち -ホモ?コントリビューエンス-』(紀(jì)伊國(guó)屋書店)

『ぐるなび「No.1サイト」への道』(日本経済新聞社)

『私はこう考える』(滝語(yǔ)録刊行會(huì))

「中國(guó)國(guó)際放送局 日本語(yǔ)部」より 2009年12月10日

 

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