京セラの鹿児島國分工場
またセラミックの結晶技術を応用した人工寶石は、成分や構造が天然の寶石と同じで、精巧かつ非常に美しい。その他にもセラミックを使った人工骨や人工関節など、科學の進歩による人類への貢獻には驚くべきものがある。もしかしたらある日、「陶器の銃」や「陶器の大砲」を見る日も來るのではないかと思ってしまうほどだ。
「真面目」は怖い?
日本人の「根性」と真面目さは多くの人が認めるところだろう。かつて東京支局は雑誌「環球」と、「日本への100の質問」という企畫をたてたことがある。回答は200字以內。その中に色彩に関したものがあった。
私たちはこの質問をある日本人に頼んだ。すると帰ってきた文章はなんと2000字から3000字。その中には皇室関係の神社の原木の素樸さや、武家政治時代の武士が権威を示すために好んでいた鮮やかな色彩などの記述があり、その人はこの文章を書くために何冊かの本を読んだという。
また私は以前、支局の地域を管轄している警察の外事を擔當する警察官に、どうして東京は警視庁で他の都市は警察本部というのかと尋ねたことがある。その時に答えられなかった警察官は1カ月後、警視庁と呼ばれるようになったいきさつについて書いた文章を渡してくれた。
世界で「真面目」という言葉ほど怖いものはない。真面目過ぎるとつまらないことをいつまでも追求して頑なになり、頑固で馬鹿の一つ覚えとからかわれる。しかし少なくとも真面目は不真面目よりいいことは間違いない。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年3月30日