「日本僑報」によると、4月16日午後、井頓泉中國人民対外友好協會副會長兼中日友好協會副會長は、北京にて段躍中日本僑報社編集長?日中交流研究所所長一行の表敬訪問を受け、また同社が主催する第5回日本人の中國語作文コンクールで一等賞を受賞した福森亜希さんに初の「中日友好協會賞」を贈った。
16日午後2時、井頓泉副會長は中日友好協會本部の貴賓室にて段躍中所長一行の訪問を受け、中日両國で開催されている作文コンクールに関する報告に耳を傾けた。段躍中所長の報告によると、2005年から開始した中日作文コンクールは日中両國大使館、日本の日中友好7団體、人民日報社人民網等の支持のもと、5回の開催があった。毎回応募作品は日中合わせて約2000編ほどになり、日中両國によい影響をもたらし、日中民間交流への新しい風となった。特に過去の受賞作品集の中で、日中両國の人々、特に若者の心の底からの思いが記されており、相互理解を促進する役割を果たした。
第5回から、中日友好協會は中日作文コンクールの支援団體として、日本人の中國語作文コンクールに 「中日友好協會賞」を設け、また同時に井頓泉副會長が中日作文コンクールの顧問に就任した。第5回日本人の中國語作文コンクールにおいて36名の優秀賞受賞者が決定してから、主催者と中日友好協會は初の「中日友好協會賞」授與者の選考を行い、コンクールにて一等賞を受賞した、現在清華大學に留學している漢語進修生、福森亜希さんへ「中日友好協會賞」を贈ることを決定した。彼女は1983年生まれ、京都出身、2006年に日本の立命館大學経営學部を卒業してから阪急阪神百貨店にて勤務した後、2009年2月から清華大學にて中國語を學んでいる。
福森亜希さんは「私の願い」と題した中國語文章の中で、北京での留學生活を通しての経験や、留學生活を通じて思っていたより多くの中國人が日本に好感や興味を持ってくれていることを感じたと述べている。また同時に日本に滯在している中國人に対して期待することも述べ、両國の懸け橋となり、中日間のつながりを一層強めていくのに努力していこうと呼びかけている。
井頓泉副會長は福森亜希さんはじめ全ての參加者に対して、今後も引き続き中國語に磨きをかけ、中日友好へより大きな貢獻となるよう勵ましの言葉をかけた。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2010年4月20日