▽切迫度高い中日経済貿(mào)易協(xié)力
中日両國の経済貿(mào)易方面での密接な協(xié)力は、両國経済に巨大な利點をもたらすだけではない。中國は日本の進んだ技術を利用して産業(yè)のグレードアップをはかることができる。また泥沼に落ち込んだ日本経済にとって、中國の巨大な市場が最も有用な「救命道具」であることは間違いない。
陳部長が28日述べたところによると、世界経済を眺めれば、米國は最近、復興ペースが鈍っており、歐州の債務問題が経済に影響を與える可能性は低いが、経済復興プロセスを遅らせる可能性はある。よってアジア?太平洋経済で中日両國は重要な役割を果たすことになるといえる。
陳部長の指摘によると、中日が経済協(xié)力を強化するのは、東アジアのみならず、アジアや世界の経済にとっても「非常に強い正面からのシグナル」を発することになる。今回の対話開催期間中、両國は省エネ?環(huán)境保護、通信?情報、流通、農(nóng)産品の相互輸出、非合法な伐採の摘発と森林の持続可能な運営への支援などの分野で、多くの共通認識に達した。ここから中日間協(xié)力の機會の多さがうかがえるという。
胡副主任によると、現(xiàn)在、中日両國は経済発展モデルの輸出主導型から內(nèi)需依存型への転換をはかっているところで、対外貿(mào)易も歐米市場に的をしぼった貿(mào)易から、アジア地域內(nèi)の、特に両國間のニーズに依存した貿(mào)易へと変わりつつある。
現(xiàn)在、急激に進行する円高が輸出に多くの困難をもたらし、株式市場の下落を引き起こし、デフレなど一連の反応を呼び起こしている。だが日本の國內(nèi)市場は基本的に飽和狀態(tài)で、短期間で內(nèi)需を拡大するのは現(xiàn)実的ではない。今では中國も産業(yè)のグレードアップを進行中で、これまで労働集約型だった企業(yè)は技術?資本集約型に以降する過渡期にある。こうしたプロセスでは海外資本や先端技術が必要とされるのであり、中日間の経済貿(mào)易協(xié)力には特に差し迫った必要性があるといえる。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年8月30日