釣魚島での衝突事件により中日関係は低迷しているが、両國関係の未來を擔う青少年の交流は今まで通り順調に行われている。今年第5陣の中國高校生代表団は26日に北京を出発し、9日間の訪日を始めている。
今回の代表団は中國各地から選ばれた300人の高校生で、日本の各地の高校で授業や部活動に參加し、ホームステイや交流プログラムなどを通じて、日本の高校生や一般市民と交流を深めることにしている。また文化施設なども見學する。
挨拶する山田重夫公使
在中國日本國大使館の山田重夫公使は、北京で25日に開催された歓送會で、「よく日本と中國は一衣帯水の隣國で、2000年の交流の歴史があると言われます。それだけ関係の深い中國と日本ですが、まだまだ日本の人の中國に対する理解や、中國の人の日本に対する理解は十分ではありません。日中関係の未來を擔うのはみなさんの世代です」と挨拶した。
高校生たち
そして「今回の訪日では、學校訪問やホームステイなどを通じ、みなさんと同世代の日本の高校生と寢食を共にしながら交流する機會が沢山あります。帰國後もメールをやり取りするような、そんな本當の友達を作って帰ってきてほしいと思います」と、高校生たちを勵ました。
山田公使によると、19日から25日にかけて日本の高校生500人が中國を訪問し、ほとんどの高校生が初めて訪中だったが、北京や地方都市で中國の人たちと交流し、今の中國に対する理解を深めたという。
中日両政府は2008年から、4年間で毎年4000人規模の青少年相互訪問と交流を実施することで合意している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月27日