溫家寶総理は29日、ハノイで開かれた中日韓首脳會議に出席し、韓國の李明博大統領、日本の菅直人首相と中日韓協力や共通関心事について意見交換した。
溫総理は「中日韓協力は東アジア協力を構成する重要な一部だ。3カ國の共同努力の下、中日韓協力は良好な基調を維持している。地域?國際情勢がどう変化しようとも、戦略的観點から3カ國協力の正しい方向をしっかりと把握し、対話を堅持し、相互信頼を深め、溝を埋めて、3カ國協力の不斷の進展を促さなければならない」と表明した。
溫総理は▽中日韓自由貿易圏に関する産官學共同研究の2012年完了を促す▽実務?柔軟の原則に基づき、不一致點を適切に解決し、中日韓投資協定交渉の早期妥結を図る▽省エネ?環境保護、新エネルギー、再生可能エネルギーなどの重點分野を押さえ、科學技術革新協力を強化する▽「中日韓循環型経済モデル拠點」の建設にできるだけ早く著手する▽醫療衛生協力を強化する▽3カ國協力の仕組みを整備するーー必要性を指摘した。
日韓首脳は3カ國協力の積極的な進展を前向きに評価。▽中日韓自由貿易圏に関する産官學共同研究の期日通りの完了を引き続き推進▽中日韓投資協定を推進▽人的交流を強化▽來年事務局を設置すべく努力する意向を表明した。
中日韓首脳はG20、アジア太平洋経済協力會議(APEC)など多國間枠組みでの中日韓の意思疎通や協力を強化する考えで一致した。
「人民網日本語版」2010年11月1日