菅直人首相
次に、菅內(nèi)閣はホスト國という貴重なチャンスを生かし、中國、ロシア、韓國など周辺國との二國間首脳會(huì)談を?qū)g現(xiàn)し、今回のAPEC首脳會(huì)議に「有意義で円満」という修飾語を添えた。中日間の漁船衝突、ロシア大統(tǒng)領(lǐng)の北方四島上陸の問題解決で、日本側(cè)のやきもきした対応やタカ派政治家による強(qiáng)硬すぎる対処法は、日本の中國、ロシアなど大國との外交関係に深刻な害を及ぼした。また、菅內(nèi)閣は外交の経験に乏しく、対応の仕組みに弱點(diǎn)がある。外交で続けて點(diǎn)を失ったことで、日本國民の菅內(nèi)閣に対する信用にも影響している。最近の國民調(diào)査では、日本國民の菅內(nèi)閣支持率は40%以下まで下がり、「有意義、円満、成功」のAPEC首脳會(huì)議は菅內(nèi)閣及び民主黨が政治で點(diǎn)を稼ぐ絶好の場となっている。
そのほか、アジア太平洋戦略的経済連攜協(xié)定(TPP)も菅內(nèi)閣の経済?外交の難點(diǎn)である。APEC首脳會(huì)議で、日本や米國などは機(jī)會(huì)を逃すことなくアジア太平洋自由貿(mào)易圏(FTAAP)の話題を持ち出し、先進(jìn)國が今後の貿(mào)易協(xié)定、共同體建設(shè)を主導(dǎo)する考えを十分に示した?!簷M浜ビジョン』の中で、「共同體」は今後のAPECの目標(biāo)に位置づけられ、柔軟性に富み、戦略的目標(biāo)を持つ主張となっている。このような點(diǎn)から、FTAAPは長期的な発展目標(biāo)になり、TPPはこの目標(biāo)の基本的、段階的な成果を生み出す可能性が高い。さらに重要なのは、地域の自由貿(mào)易協(xié)定が上述の通り進(jìn)めば、米國などの先進(jìn)國が地域貿(mào)易協(xié)定を主導(dǎo)し、経済自由化をリードする主體となることだ。積極的に參加する國の一つである日本も、ここから経済?政治面のダブルの収穫を得るだろう。
要するに、APEC首脳會(huì)議は菅政府に外交のボトルネックを突破するチャンスを與え、菅政府も會(huì)議をうまく利用し、大國外交や周辺外交などの面で成果を高めることができた。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2010年11月15日