中國の最新鋭の漁業監視船?310漁業監視船は20日午前6時、初めて釣魚島海域に入り、201漁業監視船と編隊を組んで、中國の漁船を保護するための巡航を始めた。
同海域に入ってまもなく、日本「海上保安庁」の巡視船に尾行され、同海域を離れるよう「警告」された。中國側は、「釣魚島は中國の神聖なる領土であり、自國の海域で正當な漁業管理業務を執行しているのだ」と厳然と拒否した。
日本側は巡視船7隻、偵察機2機、ヘリコプター1機を出動し、中國の漁業監視船の巡航を妨害した。中國側が、妨害を止め、中國の釣魚島海域を離れるよう要求した。その後、310船と201船は所定の計畫どおり巡航を続けた。
今回の巡航任務の擔當者は、「釣魚島海域で漁船を保護するための巡航は続けていく。これは中國の漁業行政の専屬経済區管理のための重要な海域の一部である」と語っている。
中國漁業行政は農業部の傘下にあり、中國の海洋権益を守り、海洋生物資源を保護し、漁民の安全生産を確保する責任を擔っている。近年、東中國海、特に釣魚島海域で、中國漁民の漁労作業が何回も妨害され、漁民が拿捕される事件が度々発生している。そうした狀況の中、中國漁業行政が巡航を強化し、漁民の安全を保護する必要性が特に大きくなっている。
中國外交部の報道官も先般、中國の法律に則って、中國漁業行政は今後、釣魚島付近の海域での巡航を常態化し、さらに強化していくことを明らかにした。こうした背景のもとで、中國の310漁業監視船が釣魚島へ赴いたのである。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年11月21日