12月15日に配信された「日本僑報電子週刊」953號に、第六回中國人の日本語作文コンクール受賞作品集『メイドインジャパンと中國人の生活―日本のメーカーが與えた中國への影響』が12月中旬から日本各地発売されたことを紹介した。
この日本語作文コンクールは、日本僑報社日中交流研究所が主催するもので、在中國日本大使館、人民日報社人民網、中日友好協會、社団法人日中協會など日中友好7団體、霞山會などが後援している。締め切り日の5月31日までに屆いた2194通の応募は、中國國內の24の省、市、區、106の學校、26社の企業(個人)に及んだ。
今回の課題テーマは「メイドインジャパンと中國人の生活~日本のメーカーが與えた中國への影響」。応募者たちは、日本製品にまつわる思い出や、製品の背景にある文化や歴史から感じた感想など、率直な気持ちを作品に込めており、現在の中國の若者の日本へ対する関心?意識の高さを感じる。また、日本語能力も優れており、読みごたえのある作品が多い。
主催者である日中交流研究所所長の段躍中氏の紹介によると、『メイドインジャパンと中國人の生活―日本のメーカーが與えた中國への影響』は61名の優秀賞受賞作文が収録されている。作家で、前新日中友好21世紀委員會委員の石川好氏はその本を推薦した。
この「中國人の日本語作文コンクール」が始まったのは2005年、今年で6回目を迎える。このコンクールでは受賞者が選出されると同時に、受賞作は作品集にまとめられ、日本僑報社から出版される。これまでに出版されたコンクール受賞作品集である『日中友好への提言2005』『壁を取り除きたい』『國という枠を越えて』『私の知っている日本人』『中國への日本人の貢獻』の5冊の受賞作品集は、出版後日中両國で大きな反響を呼んだ。とくに『壁を取り除きたい』は朝日新聞の書評委員により2006年の「お薦め 今年の3點」の一つに選ばれた。