「宅(お宅)」、「御姐(お姉)」、「蘿莉(ロリータ)」、「控(コンプレックス、...フェチ)」、「正太(ショタ)」...気づけばここ數年で、日本から大量の単語が中國に流入している。日本からの単語が流入したことは過去にもあったが、今回は、これまでと違う2つの大きな特徴がある。1つはアニメ?漫畫の単語が多いこと。もう1つは、ほとんどの単語は、それ自體が新しい意味を持っているわけではないことだ。日本から輸入した単語を大量に使用することで、中國語の発展に影響はないのだろうか?押し寄せる外來語の波を我々はどのように直視するべきだろうか?単語流入の背後にはどのような格差が秘められているのだろうか?「北京晨報」が伝えた。
▽日本からの単語の大規模な流入は3度目
日本問題研究の専門家であり作家の王錦思氏によると、近代以降、日本から大量に単語が流入するのは今回で3回目だという。
1回目は日清戦爭後。挫折に直面した中國人の間で日本に學ぼうという風潮が高まり、日本の書籍が大量に翻訳?導入され、これに伴い「社會」、「革命」、「感情」など多くの単語が中國に流入した。
2回目は、改革開放初期。日本は再び學ぶべき手本とされ、日本の映畫や小説が一世を風靡した。「完勝」、「新幹線」などの単語はこのころに流入した。
3回目はここ10年間。日本の漫畫やオンラインゲームなどの影響で、「御姐」、「正太」などの単語が流行するようになった。