大地震と津波が襲った後の日本東北部の仙臺(tái)空港近くの民家の様子(3月11日撮影)
日本東北部の太平洋海域でマグニチュード(M)8.8の大地震が発生した。道路や田畑が地震による被害を受け、建物や自動(dòng)車などが津波に流された。中國でも同じ大地震の経験があることから、今回の日本で起きた大きな災(zāi)害に関心が寄せられている。
國務(wù)院の溫家寶総理は直ちに日本の菅直人首相に電報(bào)を打ち、中國政府を代表して日本政府と國民に深い慰問の意を示し、必要な援助を提供する旨を伝えた。
大規(guī)模な自然災(zāi)害の前では人間の力など歯が立たないが、災(zāi)難に立ち向かう人々の決意と意思は固く、粘り強(qiáng)いものだ。困難があれば、周囲が支援の手を差し伸べる。災(zāi)害救援は今や世界の「統(tǒng)一行動(dòng)」となっている。
日本の被災(zāi)者は世界各地からの絶え間ない支援を受けることになるだろう。震災(zāi)と戦い、被災(zāi)者を救う點(diǎn)で日本政府と國民は孤獨(dú)ではない。
2008年の四川大地震の情景を振り返ると、オレンジ色の救済服姿の日本救援隊(duì)員の面影が思い出される。中國の記者は當(dāng)時(shí)、日本の一般市民や學(xué)生、民間企業(yè)が中國の被災(zāi)者に募金や物資を支援、特に市長や市議會(huì)議員自らが街に出て、四川大地震の被災(zāi)地への募金を呼びかける感動(dòng)的な場面に遭遇した。
中日両國は一衣帯水の隣國であり、友好交流の歴史も長い。世界が共に環(huán)境の変化に対応している今日、中日両國は各分野での協(xié)力を深めると同時(shí)に、環(huán)境の保護(hù)や整備に力を入れ、災(zāi)害防止、災(zāi)害との闘爭、災(zāi)害撲滅、被災(zāi)後の再建などで交流と協(xié)力を強(qiáng)化する必要がある。
天災(zāi)、特に甚大な天災(zāi)はなかなか予測できるものではない。日本人の防災(zāi)意識(shí)や様々な優(yōu)れた災(zāi)害対策は學(xué)ぶべき點(diǎn)が多い。これほど大きな地震と津波に遭っても日本の社會(huì)は整然と緊急対応をし、迅速に災(zāi)害対策に取り組んでいる。やはり日本は日頃から耐震技術(shù)の研究や応用に力を入れ、毎年の大規(guī)模な防災(zāi)訓(xùn)練などさまざまな形で國民の防災(zāi)意識(shí)を長年強(qiáng)化してきたことと密接に関係がある。
中日両國は同じ東方文明に屬し、両國國民は報(bào)恩感謝の心を持っている。隣國の大きな災(zāi)難を知って、われわれは心を動(dòng)かされただけでなく、支援の手を差し伸べるべく行動(dòng)を起こすだろう。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2011年3月12日