避難所でインタビューに応える伊藤艶子さん
再び踴れる日を待つ
インタビューに応える艶子さんの服や髪はきちんと整っていた。艶子さんによると、蕓者としての技や信念は失うことはないという。「これは私の誇り。津波なんかでそれが失われることはない。」
艶子さんは蕓を披露して被災者を勵ましたいと考えているという。「ここ(避難所)にいる一人一人に歌や踴りを披露したいとさえ思っている。」
艶子さんは復興作業が軌道に乗ったら、蕓を再開するつもりでいるという。「蕓者の友達がいなくても、一人で踴り続ける。」
艶子さんは今後について、蕓を見てくれる人がいるのであれば、88歳まで続けたいと述べた。88歳は艶子さんが決めた引退の歳なのだという。「88歳まであと3年。その日まで生きていられると信じている。」
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月29日