広州にあるいくつかの食品卸売市場を取材したところ、日本式ラーメンのスープを販売する店を多く見かけた。調べによると、これらスープを購入する顧客は主に日本料理店とラーメン店であるという。現在、市販されている日本式ラーメンスープと混ぜる水の割合は1:10、1“20、1”40と様々である。一般的に、日本式ラーメンは2、30元であるが、これら市販のスープを使った場合、スープのコストはわずか1元前後である。
消費者:インスタントラーメンと変わらない
黎さんは日本ドラママニアであり、日本式ラーメンマニアでもある。黎さんは「ロングバケーション」で木村拓哉の演じる主人公がラーメン屋で麺を食べ終わった後に、スープを飲み干す姿に影響を受け、以後、黎さんはラーメンを食べ終わった後には、必ずスープを飲み干すようにしているという。
実際、黎さんのようにスープを飲む消費者は少なくない。また、多くの日本式ラーメン店では、「スープは自家製です」というような看板を掲げている。「もし、この『自家製』がスープの素を水で薄めて作っているという意味であるなら、我々が數十元払って食べているラーメンとインスタントラーメンに何の違いがあるのだろう?」黎さんはこのように述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月3日