先月、武田薬品はスイスの製薬大手ナイコメッド社を140億ドルで、東芝はスイスのスマートグリッド関連機器メーカーのランディス?ギア社を23億ドルで買収すると発表。東京では、こうした買収取引は一種のおごりだと見られているが、武田薬品が支払う買収価額はナイコメッド社の利益の13倍以上、東芝の場合は、他の競爭相手に比べ50%以上も多い。こうした取引は日本の買収側の収益を日本國內市場から流出させるため、大量の価値が株主から離脫する恐れがある。
海外での買収?合併により日本が國際的に公認された最高の管理規範を採用するステップを加速し、より多くの注意力を資本の回収に集中できれば、日本企業はさらに利益を獲得する可能性がある。実際、日本の銀行家や高級管理職はいずれも、06年の日本板硝子(SNG)による英ピル?キントン社の買収が海外買収の典型だと見ている。