日本新華僑報がこのほど、國民新黨の下地幹郎幹事長にインタビューした。その中で下地氏は、軍事同盟関係にある日米は各自が自國の利益を考慮しつつ、相手の國の利益も考慮しなければならないと述べた。また、日本が中國に近い沖縄とロシアに近い北海道に軍隊を配備するのはまったく正常なことだとし、米軍基地の沖縄における示威的な役割を肯定しつつ、中國を威嚇するものではないと説明した。
◇沖縄県人は米國人を憎んではいない
――下地氏は沖縄出身の國會議員なので、沖縄問題について伺いたい。1945年に戦爭が終結する際、沖縄では多くの人々が亡くなりました。沖縄県民の米國に対する感情はどういったものなのでしょうか?
下地氏:戦爭問題に対する沖縄県人の見方は世界各國の人々と同じで、平和を望み、戦爭を嫌っています。沖縄県人が當時の戦爭の相手である米國人にどういった感情を抱いているかについて、わたしは「憎しみ」という感情ではないと思います。彼らが憎いのは戦爭自體で、戦爭を始めた人たちです。言葉を変えると、戦爭は戦爭であって、人間はどんなときでも戦爭を望んでいません。だから沖縄県人が憎いのは戦爭と戦爭を始めた政治家です。米國人にはそれほど憎しみの感情は抱いていません。
◇米軍基地は沖縄の経済成長に無益