文=中川幸司
9月です。
秋です。
そして、新しい季節です。
日本では、近代の歴史的経緯から4月1日が新年度となっています。官公庁、多くの民間企業、學校は4月1日を新しい年度(商習慣?會計年度區切りとしても)としてスタートしますね。これは、明治時代に官公庁でこの4月始まりの會計年度が制定されてから、日本全體としてこのような慣例になったといわれますが、それほど厳密な根拠はないようです。一方で、世界を見れば民間企業は西暦1月1日を年度始まり(12月31日が年度末)としたり、また教育機関?學校などでは9月1日が年度始まりであることが殆どです。中國もこの區切りが慣例になっていますね。
そのようなわけでありまして、この「年度」についても日本は世界の流れと不一致であった、いわゆるガラパゴスで在り続けたわけです。「年度ガラパゴス」を是正するのか(したほうが良いのか)については、議論があるところと思います。
ちなみに、人材を育成する教育機関ならびに民間企業を統一的に捉えた産業発展的な面から考えれば、ちょうど話題のTPP加入ではありませんが、「年度」という単なる制度上の不一致によって、海外の勢力が日本に入ってくるのを防ぐというよりも、日本が世界に出ていくときの障害になっているということのほうが意味合いとして大きいだろうと僕は考えます。いわば、悪い意味での鎖國狀態が強調されてしまうわけですね。
さて、中國の皆さん「中秋節快楽!」
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今日のテーマは、「月餅あれこれ」です。