文=コラムニスト?中川幸司
みなさんこんにちは!
昨日はハロウィーンでした。近年では、日本と同じように中國でも北京や上海などの都市部においてカボチャ関連「銘柄」をよくみるようになりました。レストランなどの飲食店ではカボチャを原材料にしたスイーツが登場しますし、また各種サービス業のお店においては、店內デコレーション、ポスターにカボチャを利用するものが目立ちます。
日本の都市部でハロウィーンの商業文化がひろく一般市民認知されるようになってから10年と少しが経過した程度なので、それほど長い歴史として日本で根付いているわけではありませんね。それでも、「秋の収穫祭」という漠然とした伝統的な「農業祭」のイメージや、カボチャというホックリした食べ物のイメージが、アジア地域の秋の伝統文化と融合しやすいので、何か懐かしさすら感じるような暖かい雰囲気の商業イベントとしてアジアにも根付き易かったんだろうな、と僕は思っています。
チャイナネットさんに気になる記事がありました。
「中國のシルバー産業規模、1兆元を突破:ChinaVenture(投資中國)集団の報告によると、高齢者の急速な増加により、中國では、シルバーサービス業界、不動産業者、保険會社など様々な業界がシルバー産業に目を向け始めているという。しかし、中國の高齢者の低い消費水準とシルバー産業の市場化の遅れなどにより、シルバー産業のビジネスモデルは未だ模索段階にある。????シルバー業界に參入する企業はシルバーサービスセンターの建設を行う不動産業者が集中している。ChinaVenture(投資中國)集団によると、シルバー産業への投資が活発な業界は、高齢者サービス會社、不動産業者、保険會社などだという。????」
とのこと。
まず、「シルバー産業というのは何か?」ということですが、まだ「産業分類」として確立しているものではありません。シルバー関連事業という「定義」も確立していません。ただし、一般通念的には「最終的に高齢者を対象にしたサービスを提供することに繋がる一連の産業バリューチェーンおよびそれに付帯するすべての関連事業」ということで認識しておけばよいのかなと思います。上述の記事にもあるように、まずは「サービス提供企畫事業」から始まり、「不動産開発販売事業」「醫療介護事業」「保険事業」などが一連の流れになってくるでしょうね。