文=コラムニスト?中川幸司
12月になりました、師走です。僕も走りまわっています?。?!
秋の季節感も流石に無くなり「冬」のイメージ通りに、寒さに凍え、部屋の中に閉じこもりがちになられる方も多いのではないでしょうか。また、食卓においては、秋の頃はカボチャ、クリ、きのこ等々「収穫のお祭り」とでもいうように、多様な食材をふんだんに楽しめますが、「冬」となりますと旬な食材は少なくなります。それでも料理は毎日の活力、お鍋、シチューのような溫かいものを食べて元気に頑張りましょう。
僕が北京でよく行くスーパーマーケットがあります。このお店は、高級スーパーのようなニッチセグメントを狙ったようなものでもなく、また低価で購入ができる自由市場型の市場でもなく、極めて一般的な日本でも見られるようなスーパーマーケットです。
このスーパーの1階には、これまで香水をあつかうお店が一角を占めていました。僕が予想するところ、當初のこの香水専門店設置時には「百貨店」方式の高級感をだそうとしたお店全體のブランディングのために、外國ブランドの香水専門店を並べていたのだと思いますが、実際のところお店は「閑古鳥がないて」おり、その目的は達成されていないようでした。この香水専門店のコーナーは少なくとも、6年以上はその場所にあったと思います。
そしてつい先日、この香水専門店が一斉に全面的に撤去され、新しくIpad?Iphoneそしてそれらの周辺機器を扱う米國Apple社の小売専門コーナーがその大きな一角に設置されたのでした。一ヶ月ほど経過しますが、以前の香水専門店とは比べものにならないほど、お客さんの立ち止まりは良いようです(売上が上がっているかは別にして)。スーパーでの生鮮食品等の買い物ついでに立ち止まっているお客さんは多そうに見えます。これは「スーパーマーケット」と「百貨店」のテナント配置におけるビジネスモデルの差異を認識してきた結果といえるでしょう(対顧客の店舗ポジションと店舗內ブランドのシナジーを理解した配置になった)。そして、この雰囲気がお店事態に活気を與えるようになったと受け取れます。