「全ての道はローマに通ず」。日本人青年?桑原功一さん(27)は単身、自転車に乗り西安を出発し、シルクロードをローマに向かって走っている。桑原さんがメールで記者に近況をこのほど伝えた。10月29日に西安を出発、40日あまりをかけ、天水、武威厳、敦煌、蘭州を経て、今月初めにウルムチに到著した。「三秦都市報」が伝えた。
桑原さんは、2007年に創価大學を卒業してフォトグラファーになるが、その後海外に飛び出し、フィリピンで學校の生活指導員、オーストラリアで農場勤務や4千キロの大陸橫斷旅行を経験。ボランティアなどをしながら、これまでにタイ、カンボジア、ミャンマー、インドネシア、ベトナムなどを巡り、昨年から西安交通大に留學している。「西安がとても好き。中國語をしっかり勉強したい」と語る桑原さんは、シルクロードを走り、異なる文化や風俗習慣を體験したいという思いをずっと心に抱いていた。
桑原さんは「カザフスタン、トルコから南下し、最終目的地はローマです」と熱く語る。旅の途中の感想について、桑原さんは「將來は子どもに、中國の文化、風俗、そして今回の一人旅を通して感じたことを伝えたい」と夢をつづった。
「人民網日本語版」2011年12月9日