日本のメディアが伝えたところによると、日本政府は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の設置法(JAXA法)を改正し、「宇宙開発を平和目的に限定」する項目を削除する方針を固めた。安全保障分野での宇宙利用促進が狙い。日本政府は1月24日召集予定の通常國會に改正案を提出する。ミサイル防衛(MD)の精度向上に向け、偵察衛星や早期警戒衛星の研究開発が可能となる。日本の産経新聞は、中國の衛星攻撃兵器(ASAT)にも対抗できるようになると伝えた。
現JAXA法は、JAXAの業務を宇宙開発?研究、人工衛星の開発?打ち上げなどと規定するが、いずれも「平和目的に限る」としており、JAXAの活動は大きな制約を受けていた。改正案では、「平和利用」規定を削除。宇宙開発の理念を定めた「宇宙基本法」に合わせる方針。
朝鮮の核保有や、中國の軍事力増強を受け、日米両國はMDを推進。米國のMDに対抗するため、中國はASATを開発、07年1月には人工衛星破壊実験に成功した。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年1月5日