資料寫真
第3に、これほど日本人を変えたものと言えば、やはり昨年の大地震を挙げるべきだろう。災害時、お互いの存在が大きな支えになる。そして人々に家族の大切さを再認識させる。この度の地震で家族の絆というものが改めて見直され、家族と一緒に過ごす時間を増やそうとする人が多くなっていったのだ。2011年の世相を表す漢字として選ばれたのが「絆」であったことの理由が、この調査結果に現れていると思う。
今回の調査範囲は狹く、回答者もわずか3,000人であったため、日本全體の傾向を表しているわけではない。だが、長期的な政治不信、景気低迷、そしてこの度の大地震が、日本國民にこれまでの生活を見直すきっかけを與えてくれたことが見てとれる。家族と一緒に食事をする。それは疲労感やストレスを解消してくれるだけでなく、家庭の和やかな関係を創り出す促進剤にもなる。これこそが、地震からの復興や日本経済の復活における大いなる活力となるのではないだろうか?(蔣豊)
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年4月27日