Record Japanサイトの報道によると、皆が子供の頃から良く知っている童話に「アリとキリギリス」という話がある。「アリは夏の間一生懸命働き、食べ物を貯めて冬に備える。一方で、キリギリスは楽器を演奏しながら歌ってばかりいて、冬に凍死しそうになる」と言う內容だが、実はどの國の國民にも少なからず「アリ」や「キリギリス」のような特徴があるものだ。
真面目で勤勉な「アリタイプ」の人はドイツや北歐諸國でよく見かける。真面目に仕事をして、一生懸命貯金をする。集団行動が得意で、余り人生を謳歌出來ていないように思える。反対に、夏を思う存分楽しむキリギリスは、スペインやイタリアなどの南歐諸國の人々を思わせる。歴史的な伝統と自然環境から培われた才能によって、彼らは美術?建築?音楽?ファッション?グルメで遺憾なく才能を発揮し、世界の流行をリードする。
日本はドイツと似ており、「アリタイプ」の國である。人生の醍醐味を味わうことこそ十分に出來ていないが、勤勉に仕事をし、努力を積み重ねている。イノベーションをする能力は余りないかもしれないが、高品質の製品を大量生産することに長けており(例えばホンダ自動車など)、日本は製造業の量産は群を抜いて優れており、國民生活もそれにより潤っている。日本人の「アリ気質」は富裕層(資産100萬米ドル以上)の人數にもいくらか反映されている。富裕層の人數で世界トップ4にランクインしている國は、順にアメリカ(310萬4000人)、日本(173萬9000人)、ドイツ(82萬4000人)、中國(53萬5000人)である。しかし、人口の割合から見ると、アメリカは100人に1人、日本は73人に1人であるため、日本こそお金持ちが最も多い國なのだ。