「中國之聲」の報道によると、日本時間10日午前、東京の保守系政治団體が釣魚島周辺海域で魚釣り大會を実施した。のんびりと釣り糸を垂らしているように見えるが、実際には釣魚島に対する日本のいわゆる主権を示すための政治的行動だ。
同じく同日午前、日本の衆議院の委員5人が巡視船で釣魚島周辺海域をいわゆる海上視察した。今日は釣魚島を視察し、明日は國會で「島購入計畫」について調査する。島上陸から島購入へ。釣魚島をめぐる日本のどたばた劇はどう進むのか?
■「集団魚釣り大會」に約120人が參加
現地時間10日午前10時、日本の保守系政治団體「頑張れ日本!全國行動委員會」の組織する「集団魚釣り大會」が始まった。高邑勉氏、森岡洋一郎氏など日本の國會議員6人を含む政治団體関係者および漁師の120人前後が參加した。
「頑張れ日本!全國行動委員會」ウェブサイトの情報によると、この活動は6月9日から12日まで行われ、參加者は1人あたり10萬円以上を支払う。日本メディアの報道によると現在までに自民黨2人、民主黨3人など國會議員6人も參加した。このほか石垣市政府の職員1人と中山義隆市長、漁師など計120人前後が參加した。彼らは前日の夜に出港し、漁船14隻が釣魚島周辺海域で漁を行ったが、同様の活動はすでに3回目だという。
■衆議院の委員5人が釣魚島を海上視察
「頑張れ日本!全國行動委員會」の田母神俊雄會長は、航空幕僚長時代の2008年に侵略戦爭を否定する論文を発表して中日間に波風を立て、後に更迭された。今回右翼団體の會長として集団漁業活動を行ったが、日本政府は今のところ何らコメントを発表していない。
このほか偶然の一致か他意があるのか不明だが、同じく10日午前に衆院決算行政監視委員會の委員5人が海上保安庁の巡視船に乗って釣魚島海域でいわゆる「視察」を行った。
「人民網日本語版」2012年6月11日