日本の出生率の急低下は大きな問題になっている。それにもかかわらず、母親になるよりペットを飼いたいと思っている女性は多い。公式データによると、ペットの數は2200萬に上るが、15歳以下の子供の數はわずか1660萬人である。出生率が大幅に低下し、平均壽命が伸び続けると同時に、日本はペット超大國となっている。イギリス紙「ガーディアン」が伝えた。
東京郊外のワンルームマンションで、秋葉さんは3.4キログラムの「コータロー」という名前のミニチュアダックスフントを飼っている。秋葉さんはカメラマンで、子供がとても好きだったが、フリーライターのパートナーは仕事を続けることを望んだ。「日本で女性が子供を育てながら働くことは非常に難しいため、彼女は子供を生まないという選択をした。これが私たちが犬を飼い始めた理由だ。東京の生活費、高い稅金、給料が20年経ってもなかなか上がらないことを考えた上でのこと」と、秋葉さんは語った。
不景気だが、多くの人は寫真やマッサージ、ペットに喜んでお金を使っている。日本の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの數)は1.39で、人口を安定的に維持するために必要な水準を大幅に下回っている。実際、日本は「一人っ子政策」を進んで実行している。政府は、現在の狀態が続けば、人口は現在の1億2800萬人から100年後には4300萬人に減少すると予測している。
日本では、25歳から29歳の女性の60%が獨身で、未婚女性の70%に交際相手がいない。結婚は子供を作る前提であり、未婚の子供はわずか2%となっている。
秋葉さんは、「政府は若い夫婦の出産を奨勵するため、子ども手當などの政策を打ち出したが、多くの措置に一貫性がなく、政局の変化の影響を受けやすい。日本は世界一の長壽國であるうえに出生率が低下しており、年金という時限爆弾が常に爆発する可能性があることを意味している」と話した。
日本はこれまでに産休の導入、子ども手當の上乗せ、託児施設の提供などの措置を行ってきたが、人口減少を食い止められなかったことは確かだ。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年6月12日