世界的にいって、日本は男性の地位が最も高い國といえるだろう。「日本人女性を娶る」ことは男性にとって「幸福の四大條件」の一つといわれている。日本では、男性が出かけるときは女性がドアを開ける。エレベーターなら、女性はボタンを押してドアを開け、男性が乗ってから最後に乗る。家でも外でも妻は夫を「主人」と呼ぶ。日本社會のこのような男女の位置関係のベースには「男は外で働き、女は內を守る」という社會構造がある。男性は家族を養うという重い責任を負わなければならない。だが、ここ數年、日本は少子高齢化社會に突入、労働人口が不足し、日本政府は続けざまに女性の就業を推進する施策を打ち出してきた。前後して複數の所得稅から「配偶者特別控除」を廃止。日本では結婚しても女性が正社員であり続ける割合が、毎年二桁の伸びを見せている。これに反して日本経済の「失われた10年」、特に今回の金融危機で多くの男性が失業した。これまでのように男性が責任を擔えなくなり、自然と男性としての気概も衰えてきている。
日本厚生省の調べでは、近年、日本では35%の夫婦がセックスレスになっているという。日本のメディアでは、男女の地位の変化についていけないことが明らかに原因にあると見ている。だが、この結果の原因が一體、女性がどんどん能力を発揮することに日本人男性がついていけないことにあるのか、それとも日本人女性が自立により夫に冷淡になったことにあるのかは、メディアも回答を示していない。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年7月5日