宮城県の土木部空港振興プロジェクトの責任者を務める佐藤靖彥さんは、仙臺空港の日本國內の旅客と貨物の數量は次第に震災前に戻りつつあり、現在90%までになっているものの、國際線の旅客數は70%まで落ち込んでいると明かした。中國からの観光客は空港復興計畫の重要なターゲットとなっている。
中國からの観光客を引き寄せようと、今年7月、日本政府は東北被災三県 (宮城、巖手、福島)の特別ビザを打ち出した。中國からの観光客が日本に入國する際に一泊目をこの三県のうちのひとつにすることで、今後3年間、日本に何回でも入國可能になるというものだ。
東北の観光団體も、たくさんの中國語版観光ガイドを打ち出している。5月1日、仙臺市は公式ウェイボー(中國版ツイッター)を開始し、中國のネットユーザーに現地の美食や文化、イベント情報を発信している。仙臺に留學している中國人留學生など30名を「仙臺応援団」に任命し、ウェイボー上で実體験を発信してもらっている。目下、このウェイボーでは6000人がフォロワーとなっている。
仙臺市內のある店では、中國人観光客を迎える準備をしている?,F地で最大の家電ショップであるヨドバシも中國語ガイドを設置。仙臺港三井アウトレットモールもすでにネットシステムを改善し、中國銀聯カードサービスに対応し始めている。
樋口保さんは「中國の発展のスピードの速さに、被災地の復興も追いついていきたいですね。中國からのお客様の東北へのお越しをお待ちしております」と笑顔で語った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年9月5日