「環球時報」の日本特派員記者 李珍
夏休みが終わってまもなく、「環球時報」の日本特派員記者が大阪のある大學で講義をした際、講義で參加していた學生に「夏休みの過ごし方」を聞いてみたという。日本人學生は夏休みを利用して海外で見聞を広める人が多い。彼らの報告は、海外生活の體験や感想が多く、その中で中國に行ったという學生も少なくなかった。彼は、この學生たちの「中國體験記」の感想がほとんど同じであることに気づいた。例えば、ある學生は、彼は中國で感じたことを3つ挙げた。まず、中國には日本ブランドの製品のコピーが多いことに気づいたという。たとえば、上海のあるスーパーで日本の「讃岐うどん」が中國のメーカーによって「讃歧(岐→歧)うどん」になっていた。また、中國人は何でも食べる。街角には「鳥の足、豚の足、肺、豚のしっぽなど、驚くような食べ物も売っていた」という。そして、中國人は公共の場所でのマナーが悪く、大聲で話したり、公共の場での衛生に注意を払わないというものだ。
學生が話し終わって、彼は聞いた。「中國で感動したことを皆さんに話してあげてください。」學生は考えたあげく「中國人は大勢いて、販売規模もとても大きいです。中國で商売をするのは日本より簡単でしょう。」學生の答えは彼の質問に答えていなかったが、あえてもう聞かなかったという。
こうした日本人學生の中國に対する感想は、彼には十分「なじみがある意見」だった。ラジオ、テレビ、ネットや大新聞で、中國について語られるときは、このいくつかのカテゴリーの事柄が取り上げられて、それらは徐々に日本人の常識になりつつある。「君たち中國人は本當に『サルの脳みそ』を食べるのか。」と知り合ったばかりの日本人に聞かれることもよくある。こうした質問をする日本人のほとんどは、彼らが抱いていた疑問を確かめているのだろう。質問の語気に「そうだよ」という答えを期待している様子が伺われる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月12日