小管氏は、上野動物園には野生のパンダの繁殖環境について真面目に研究する人がいないとも指摘している。上野動物園は何度も中國に人を派遣したが、學んだのは「人工保育」による飼育管理手法だけだった。そのため、生まれたばかりの赤ちゃんパンダを保育器の中に入れたり、「真真」の懐に入れたりを、何度も繰り返した。小さな命にそんな無茶をすればどうなるかは明らかだ。これも突然死の要因のひとつに數えられるだろう。
最後に小管氏は、日本の動物園は金に任せて買いたいものを買ったり、世界の珍しい動物を借りたりするべきではないと言う。さらに、珍しい動物が入ってきたことで入園者が増加したのを喜ぶべきでもないと言う。國境を越えて、大學や研究機関と共に、動物園を希少動物が生息するに足る地にするべきであるとの見解を示す。同氏は、日本にも早く「國立動物園」を作るべきだと提案している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2012年10月17日