日本はこのほど中國に向けて戦闘警報を鳴らし、そもそも安定的でなかった中日関係を緊張させている。歴史を振り返ると、中日関係をいかに好転させるべきかが分かるかもしれない。唐代?明代において、中日間で2度の軍事衝突が発生したが、いずれも日本の失敗で終わった。GKドルで計算した場合、中國の西暦1年から1820年のGDPは日本の約10倍に達していた。これは中日の2000年以上に渡る平和交流の時期は、「中強日弱」の歴史であったことを示す。この歴史は人々に、「中國にとって、先進的なだけでは日本を追隨させられない。強いだけでは日本を心服させられない。先進的で強い國になれば、日本を心服?屈服させることができ、中日関係に平和がもたらされ、友好的になる」という深い教訓を殘した。
日本は今後長い期間に渡り、経済大國としての地位を維持し続けるだろう。中國科學院が2010年に発表した「中國現代化報告」によると、2007年の中國の総合現代化水準は世界78位で、日本は米國に次ぐ2位となった。2008年の中國のジニ係數は0.49で、同年の日本のジニ係數は0.32であった。日本の貧富の格差は、中國よりも小さいことになる。
中國のGDPは日本を追い抜いたが、中國経済の発展は不均衡だ。中國は依然として発展途上國であり、日本は先進國だ。中國の経済力?國防力は相當規模に達したが、米國との間には大きな開きがある。先進的なものに追隨し、強さに心服する日本の民族性によると、日本が先進的かつ強い米國に追隨?心服することは必然的だ。急発展を遂げる中國に対して、日本人はメディアを通じて中國の発展に存在するさまざまな問題に目を向けがちだ。日本人の中國に対する心理は、次のようにまとめられる。「中國にGDPを追いぬかれ失望しながらも、依然として発展途上國の中國に対して優越感を持つ傍ら、中國の軍事力の臺頭を恐れている」。要するに日本人は中國の発展を嫉妬しながらも、中國に心服していないと言える。