春節前、江蘇省無錫市在住の子供から電話がかかってきて、こう聞かれた。「中日関係が悪い時に、日本に留學中、仲良くなった日本人の友人と交流を続けてもいいものか?日本の先生に會いに行っても大丈夫だろうか?」--。私はこの質問に感動すると同時に驚いた。
この問題に答える前にまず、両國の政治関係が悪化している時に民間交流を続けるべきか、友好?協力を論じれば売國奴になるのではないかといった問題をはっきりさせておく必要がある。
◇対話 = 弱みを見せるわけではない
日本政府の釣魚島(日本名?尖閣諸島)問題を巡る誤った言動は中國の根本利益を侵害し、中國國民を怒らせた。疑うまでもなくわれわれは一致団結して斷固闘わねばならない。中國政府はすでに一連の有力な対抗措置をとっている。ただ、釣魚島問題は手を焼く問題ではあるが、中日関係の局部的、段階的な問題であって、中日関係のすべてではない。そのためこの問題のために中日関係の基盤を徹底的にたたき壊すことはない。闘爭と同時により積極的、より深く日本各界との対話を展開する必要がある。もちろん対話は原則放棄ではない。対話を通じてより詳細にわれわれの立場と決意を説明することができる。対話によって他の方面の用意が放棄されるわけでもない。平和的解決に向けて努力するべきだ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2013年2月21日