中ロ軍事演習は日本の高い関心と懸念を引き起こしたが、これは「日本に何かやましいことがあるため」と見られている。この見方について、海軍軍事學術研究所法律研究室の邢広梅主任は、「隣國の領土に対する企みがあり、人のものを自分のものにするという目的が果たせない恐れがあるため、日本は他國間の軍事交流にこれほど敏感になっている。これは日本に欲望と企みがある証拠だ」との見解を示した。
中ロによる新型の大國関係の構築は、同盟結成でも、対立でも、第三者に向けたものでもなく、二國間、地域ひいては世界の脅威に共同で対応することを目的としたものである。これは演習項目にも表れている。邢広梅氏は、「対空、対潛、護衛のどの演習を見ても、攻撃目的の能力向上と協力ではなく、雙方の防衛能力の強化に著目していることがわかり、ある國が『島奪回』のための攻撃目的の軍事演習を実施したのとは本質的に異なる」と話した。
日本では、中ロ軍事演習によって、日本の政界で日米同盟の強化と強固が熱く議論されるとの見方もある。一方、ロシア科學アカデミー極東支部の専門家は、「中ロ合同演習は初めてではなく、中國の隣國との領土紛爭と関連付けるべきではない。米國が中國の海上威嚇を主張するのも、軍事予算を増やすためにすぎない」と指摘した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2013年7月8日