釣魚島問題の今後の情勢について、その長期的な膠著狀態が予想でき、短期的な解決策は見出し難いと分析されている。このような膠著狀態は、日本側が真剣に協議に応じようとするまで続く可能性がある。
阮副所長は、「安倍晉三首相は右翼の代表格であり、釣魚島問題で頑迷な立場をとっている。日本が短期間內に態度を変えることはない。中國側の領土主権の維持?保護の立場も揺るぎないものであり、雙方は長期的に駆け引きを続けるだろう。中國側は長期的な巡航を徹底し、持久戦に備えるべきだ」と強調した。
阮副所長は、「長期的に見て、中日雙方は釣魚島問題をコントロール下に置き、突発的な武力衝突を防がなければならない。釣魚島問題が長期的に両國関係を損ねているのは、日本側の短絡的な行為によるものだ。中國側は対話と意思疎通による問題の解決をこれまで主張し続けており、中日関係は釣魚島問題によって定義されてはならない。雙方は釣魚島問題をコントロールする一方で、両國関係を発展させるべきだ」と提案した。
高研究員は、「釣魚島問題の最大の危険は、日本の右翼と極右政治団體によってもたらされる。彼らは島の買い上げの張本人であり、このいたずらが奏功しなかったことを見て、両國の海上法執行機関の直接対立をそそのかす可能性がある。これがまさに危険の原因だ」と指摘した。
高研究員は、「日本政府は聡明な手法をとり、特に過激分子の行為を効果的に抑制するべきだ。それができなければ中日関係にはより深刻な危機が生じるだろう。これは雙方にとって良くないばかりか、地域や世界にとっての災いに満ちた情報だ」と警鐘を鳴らした。
曲所長は、「中國の外交思想には智慧に満ちた、『行なうべき所に行ない、止まらざる可からざる所に止まる』という観點がある。つまり解決できる問題を先に解決し、解決できない問題についてはコントロールを失わないという意味だ。これは外交問題を処理する際に把握すべき程合いであり、釣魚島問題で把握すべき程合いでもある」と語った。
?「中國網日本語版(チャイナネット)」2013年9月12日