12月4日付産経新聞によると、同日で東日本大震災の発生から1000日が経過するが、福島第一原発周辺の被災地住民と、東電の原発事故の戦いが今もなお続けられている。日本政府は目標を制定し、避難住民の一日も早い帰郷を目指しており、より現実的な路線?方針を講じている。しかしながら現時點では、除染作業がいつ完了するかの目星は立っていない。震災?原発事故発生から1000日という重要な節目に、日本の被災地住民は未來に対する不安なムードに包まれている。
福島県浪江町は震災?原発事故の被災地の一つだ。震災発生から1000日後の浪江町では、休日も人の活動する痕跡がほぼ見られない。崩壊した壁、雑草に覆われた公園の遊具、震災により破壊された商店のシャッターは、冷たい風が吹きすさぶなか寂しさが目立っている。除染作業の実施により、一部の準避難地域の避難指示が解除されたが、これらの地域の繁華街にも人の背ほどの雑草が生えている。震災からすでに1000日が経過するのかと、ため息をつかざるを得ない。
ドライバーの原田宣男さんは福島市の避難所から自宅に戻り、1日だけ滯在した。原田さんは家の光景を思い出し、「帰宅してから、自宅前の道路の草刈りをした。長く伸びた雑草は、私の車に擦り傷をつけていた。今はまだ水道が復舊されていない。規制が解除されても、故郷はかつての様子を取り戻せないだろう」と語った。