日本の華字紙「新華僑報(bào)」のウエブサイトによると、世界を飛び回る飛行機(jī)ユーザーが各國の空港の安全検査を比較した際、日本の安全検査を「快適」の一言で賞賛している。規(guī)定通りの手荷物で、かつ飲料などの液體を持っていない限り、いくつかの基本的な質(zhì)問に「はい、はい」と答えるだけですぐに通過することができる。しかも、日本の安全検査スタッフの態(tài)度は非常に溫厚だ。驚くべきは、ライターを機(jī)內(nèi)に持ち込むことが可能であること。注意深いはずの日本の安全検査員が、喫煙する中國人乗客が不注意でライターを機(jī)內(nèi)に持ち込んで知らんぷりを決め込んでいるのだろうか。それは違う。確かに全身にライターを入れておくのは無理だが、そんな人もいないだろう。日本の安全検査の規(guī)定では、1人につきライター1個(gè)の攜帯が許されているのだ。このようなゆるい規(guī)定になっている背景には、日本の心意気がある。日本では現(xiàn)在に至るまで、ライターを原因とする飛行機(jī)事故は一度も起きていないのだ。

液體物は、一般的に出発ロビーに持ち込むことはできない。しかし例外もある。手荷物の中に子供用の飲料があった場合、安全検査所にある測定器で數(shù)秒ほど測定すれば、機(jī)內(nèi)に持ち込むことができる。もし禁止物で捨てたくないものがあったら、航空會(huì)社に保管を依頼することができる。乗客が日本に戻る際に返してもらうか、あるいは乗務(wù)員に頼んで機(jī)內(nèi)に持ち込んでもらい、目的地に到著してから返してもらう。

出発ロビーに入ればさらに気楽になる。たとえば、成田空港の免稅店エリアは非常に大きく、商品の種類も豊富だ。日本の空港の安全検査が快適であればこそ感じられる買い物天國の雰囲気がある。出國手続き後に出発ロビーに入ると、免稅店などにある酒類や化粧品といった液體物に持ち込み制限はなく、自由に機(jī)內(nèi)に持ち込むことができる。あるネットユーザーは「機(jī)內(nèi)に入る前に再度手荷物のチェックを受けた」と言っている。しかし、そのようなことが起きるのは非常にまれだ。

2020年に東京オリンピックが開催される。多くの環(huán)境客を迎えるにあたり成田空港では最近、安全検査をより快適にする施策を始めている。成田空港の建設(shè)當(dāng)時(shí)、地域住民からの激しい反対運(yùn)動(dòng)があった。そのため空港に入る車や電車は、入口ゲートで身分検査を行うなどの措置が取られてきた。リムジンバスで成田空港に行く際ですら、旅行客はパスポートチェックを受けるのだ。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」 2015年5月3日