経済力のグローバル化は、確かに中國の國際的な影響力の向上に一定の力を発揮した。しかし中國経済は數(shù)十年に渡り空前絶後の発展を?qū)g現(xiàn)したが、現(xiàn)在も依然として米國よりも遅れているという無視できない事実がある。さらに1人平均で計算すれば、中國は先進國の比ではない。それでは中國の影響力はなぜこれほど大きいのだろうか?
多くの発展途上國は長期的に先進國の援助を受けているが、依然として立ち遅れた狀態(tài)だ。中國の発展と成果により、発展途上國は西側(cè)の発展方法と異なる要素を目にした。中國の発展途上國における影響力は、金だけの問題ではなく、貧困脫卻の選択肢の問題だ。中國経済が現(xiàn)在の規(guī)模に発展する前に、中國は発展途上國から信頼を得ていたが、これと同じことだ。
日本は明治維新後に急速にアジアの強國になり、戦後の経済発展においても獨特な経済発展の道を歩んだ。これを基礎(chǔ)とし、日本は発展途上國に巨額の援助を行った。改革開放以降、中國は資金や技術(shù)などの面で、日本から多くのことを?qū)Wんだ。しかし日本の脫亜入歐と完全な西洋化により、日本の発展の経験は発展途上國において、西側(cè)諸國とまったく同じ枠組みを呈した。発展途上國は當然ながら、日本が資金と技術(shù)を提供し続けることを願っており、中國も日本がアジアのインフラ整備に巨額の資金を投じることを歓迎する。しかし日本の行為に、中國と影響力を爭うという狙いがあるならば、それは空振りに終わるだろう。発展途上國の実需に則した獨特な発展の経験こそが、中國の國際的な影響力が日増しに拡大している根本的な原因である。(筆者:李小雲(yún) 中國國際発展研究ネットワーク主席、中國農(nóng)業(yè)大學(xué)人文?発展學(xué)院元院長)
?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)? 2015年5月27日