三菱マテリアルの岡本行夫社外取締役は22日、元米軍捕虜に歴史的な謝罪を行ったことに続き、同社が英國、オランダ、オーストラリアなどの元捕虜に対して謝罪する意向を持っていることを明らかにした。また戦時中に強制連行した中國人労働者とも、和解を模索するとした。米AP通信が7月22日に伝えた。
元外交官の岡本氏は海外メディアに対して、「このようなチャンスがあれば、當社は同じく謝罪する。その他の企業がどうするかは不明だ。しかし三菱は捕虜に苦しみをもたらした多くの日本企業の一つであり、謝罪しなければならない」と話した。三菱マテリアルが7月19日、米ロサンゼルスの元米軍捕虜と家族に謝罪した際に、岡本氏も隨行していた。約900人の米國人が戦時中、三菱の鉱山と工場で強制的に働かされていた。
岡本氏は、「當社は當事者である被害者との和解を全力で模索している。個人的には、強制就労させられた中國の労働者に強く同情しており、謝罪すべきだと思っている。彼らは法廷で賠償を求めており、當社は経済的な補償による解決案を提示する」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月23日