第二次大戦中に強制連行された中國人労働者を支援するグループのメンバーである平野伸人氏は29日、長崎市で記者會見を開き、中國の被害者が生存中に和解するよう三菱マテリアルに呼びかけた。
共同通信社の報道によると、平野氏は長崎市役所で開かれた記者會見で、「長崎県の三菱鉱業(三菱マテリアルの前身)の3つの炭鉱に強制連行された中國人労働者は、800人以上存在した」と述べた。平野氏が所屬する支援グループは、そのうち約半數の中國人労働者と遺族の狀況を把握している。平野氏は、「生存中の中國人被害者は數えるほどしかおらず、殘された時間も少ない。三菱マテリアルが、中國人労働者や遺族と、一日も早く和解することを願う」と話した。
中國人被害者の5つの団體が、三菱マテリアルと和解案を巡り交渉を進めている。
日本メディアは、三菱マテリアルと中國人被害者および遺族の代表者が、ほぼ和解に達したと報じていた。三菱マテリアルの補償の対象は、三菱鉱業で強制的に働かされた被害者全員で、かつ生存中の被害者や遺族を探すため資金を出すことになった。三菱マテリアルは、被害者を記念する石碑を建立する。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2015年7月30日