カナダのモルノー財(cái)務(wù)相は31日午後、カナダがアジアインフラ投資銀行(AIIB)への加盟を正式に申請(qǐng)したと発表した。カナダのこの最新の決定は、西側(cè)で震動(dòng)を引き起こした。日本の英字紙『ジャパンタイムズ』は、「米國(guó)が同盟國(guó)にAIIBへの加入を見(jiàn)送るよう説得しているが、これは紛れもなく政変だ。カナダのAIIB加盟後、G7のうち見(jiàn)送りは米日のみとなり、さらに孤立化する」と報(bào)じた。
これはトルドー首相の就任以來(lái)、カナダが実務(wù)的な対中政策に調(diào)整するため踏み出した重要な一歩であり、北米がAIIBに加盟しないという局面を打破した。これにより英國(guó)が西側(cè)諸國(guó)を連れAIIBに加盟するという変化を、最高潮まで押し上げた。米國(guó)がややきまりの悪い思いをするのは避けられないが、AIIBに同盟國(guó)が「奪われる」ことにもやや慣れてきたようで、カナダの新たな「裏切り」に心から失望するとは限らない。
AIIBの設(shè)立は地政學(xué)的な出來(lái)事ではない。米國(guó)人は徐々にこれに気づくべきだ。中國(guó)がAIIBによって地政學(xué)に取り組もうとしているならば、米國(guó)の嗅覚の鋭い同盟國(guó)はその匂いを嗅ぎつけているはずだ。彼らの加盟理由は、経済的意義にある。
米國(guó)が心を広く持てば、世界はより広くなるだろう。米國(guó)は公然と同盟國(guó)を批判しておらず、またAIIBに対抗もしておらず、自尊心を維持していると言える。日本の危機(jī)感、絶対に受け入れないという表情の方が目立っている。
中國(guó)とカナダの間にはまだ菜種貿(mào)易のやっかいな問(wèn)題が殘されている。カナダ人のケビン?ギャラットはスパイ活動(dòng)の容疑で中國(guó)で拘束されており、これも両國(guó)関係の最近の焦點(diǎn)になっている。両國(guó)のすべての重要問(wèn)題が解消されたとしても、米國(guó)とカナダほどの関係にはいたらない。中國(guó)には「米國(guó)包囲」の意図はなく、米國(guó)とカナダの「盤(pán)石」の関係に嫉妬することはない。
経済は経済であり、互恵のための協(xié)力は排他的ではない。中國(guó)人はこのような理解を深めている。AIIBが進(jìn)展を?qū)g現(xiàn)した當(dāng)時(shí)、中國(guó)ではその意義が過(guò)大評(píng)価されたが、今や落ち著きを見(jiàn)せている。中國(guó)と米國(guó)の社會(huì)は、AIIBに対する客観性を取り戻している。現(xiàn)在最も客観的でなくなっているのは、おそらく日本だろう。日本の頭の中の半分は地政學(xué)に、もう半分は中國(guó)がこのような國(guó)際的な大事業(yè)を先頭に立って推進(jìn)することへの嫉妬に占められている。
中國(guó)は対外拡張の野心を持つ國(guó)ではない。互恵とウィンウィンは中國(guó)の誠(chéng)意ある外交の原則だ。「一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀(jì)海上シルクロード)」も含め、それは「中國(guó)の戦略」などではなく、世界各國(guó)が利益を共有する良き事でなければならない。中國(guó)が「世界を騙す」のか、中國(guó)が「局面」を作っているのかについては、時(shí)間の経過(guò)とともにより明らかになるだろう。
カナダがAIIB加盟という一歩を踏み出せたのは、ある意味21世紀(jì)の國(guó)際関係の新たな動(dòng)きを反映したと言える。この世界は膠著しておらず、多くの國(guó)と人々も膠著を好まない。米國(guó)は現(xiàn)在、同盟関係の維持を最優(yōu)先しているようだが、これは柔軟性の不足を露呈している。その同盟関係は、急速に変化する世界に適応できないからだ。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」2016年9月1日