米國(guó)のトランプ政権はこのほど、國(guó)防費(fèi)を大幅に増額する計(jì)畫を明らかにした。日本メディアによると、トランプは、中國(guó)への対抗意識(shí)を隠しておらず、軍事力の増強(qiáng)はアジア太平洋地域の安全環(huán)境を大きく変える可能性がある。安倍政権は、この措置は米軍の抑止力を拡大する「良いニュースだ」と歓迎している。だが同盟國(guó)として防衛(wèi)費(fèi)をさらに増加させなければならなくなることに警戒心も抱いている。

「私が高校生の時(shí)は皆、米國(guó)が戦爭(zhēng)で失敗することはないと言っていた。だが現(xiàn)在は、いまだに勝てていない」。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は2月27日、ホワイトハウスに集まった州知事らに対し、米軍の再編に意欲を示した。

日本共同通信によると、「勝てていない」という認(rèn)識(shí)の背後には、過激派組織「イスラム國(guó)」（IS）に対する軍事作戦だけでなく、中國(guó)が活発に活動(dòng)する南中國(guó)海の情勢(shì)に対する考慮もある。2月23日のロイター社の取材で、トランプは軍事基地化は「許すべきではない」とし、前オバマ政権の対中政策を批判した。

トランプは選挙戦で、海軍の艦船を350隻に増加させる計(jì)畫を打ち出した。アジアでは、東中國(guó)海や南中國(guó)海をめぐる問題があるだけでなく、核とミサイルの開発を進(jìn)める朝鮮にも対応しなければならない。同地域を管轄する太平洋軍からも戦闘力増強(qiáng)への呼び聲が上がっており、トランプは、増加された戦闘力をアジアに重點(diǎn)的に分配する可能性が高い。