【韓國の訪日特使が帰國】
安倍首相が文大統領と単獨會談に意欲的という情報が伝わるなか、文大統領が日本に派遣した文喜相特使が20日、韓國に帰國した。
文特使は同日、ソウル金浦空港で記者団の取材に応じた際に、今回の訪問で両國は慰安婦問題を知恵で解決することで合意したと明かした。韓國側は合意の廃止を直接提案しなかったが、大半の韓國人が受け入れられないという事実を確かに伝えたという。
文特使によると、日本側はこれについて、韓國人の感情を理解できると表明した。
日本側はこれまで、慰安婦合意の再交渉について、強硬な反対の立場を示していた。文大統領の就任宣誓當日、日本の菅義偉內閣官房長官は記者會見で、政府は「すべてのチャンス」をつかみ、慰安婦問題に関する合意を韓國に著実に履行させるよう、毅然たる姿勢で促すと述べた。
日本側との會談で、もう一つの敏感な話題である「軍事情報保護協定」について話し合われたかと聞かれると、文特使は協議しなかったと答えた。
韓日両國は昨年11月にソウルで「軍事情報保護協定」に調印した。これにより両國は朝鮮の核兵器?ミサイルを含む軍事情報を、米國を経由せずして直接共有できるようになった。文陣営は當時、同協定に強く反対していた。
同協定は今年11月23日に満期となる。文特使は、同協定は韓日の議論の焦點ではなく、廃止とするかは新政権が検討後に決定することだと述べた。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2017年5月23日