まずはインドを戦略全體の重要な支點(diǎn)とする。米國はこの數(shù)カ月に渡り、インド抱き込みに力を入れている。価値観と安全の利益により、米印関係を改善している。ティラーソン國務(wù)長官は、両國は共通の民主?価値観を持つ「天然の盟友」であると強(qiáng)調(diào)した。インドの安全の関心事は米國の安全の関心事であると述べ、伝統(tǒng)的な同盟クラスに相當(dāng)する「2プラス2」の対話枠組みを構(gòu)築した。次に、地域?世界レベルでインドの「大國の夢」を推進(jìn)する。アフガニスタンでより大きな力を発揮することと、國連安保理常任理事國入りを支持している。それから、米印の「主要防衛(wèi)パートナーシップ」を、戦略的な機(jī)上の空論から実質(zhì)的な成果に変える。インドに無人機(jī)、戦闘機(jī)、空母技術(shù)の輸出を検討し、その軍事力を強(qiáng)化する。

　次に、米日豪印4カ國集団を戦略全體の主な枠組みとする。4カ國集団の構(gòu)想は、安倍晉三首相が2006年に最も早く打ち出したが、米豪印の態(tài)度が消極的で10年以上に渡り棚上げされていた。最近になり日本が再びこの構(gòu)想を取り上げ、米豪からある程度積極的な反応があった。またインドは米國との合同演習(xí)「マラバール」に、參加者もしくはオブザーバーとして日豪を招待したが、これも一つの探りとされている。4カ國集団が形成されれば、日本を東部の支點(diǎn)とし、インドを西部の支點(diǎn)とし、豪州を南部の支點(diǎn)とし、米國を中心とする菱形の安全協(xié)力枠組みが構(gòu)築される。

　「インド太平洋」という言葉はオバマ時(shí)代にも言及されたが、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)はこれを戦略として打ち出した。オバマ前大統(tǒng)領(lǐng)に必ず反対するという政治姿勢のほか、同地域の地政學(xué)的な環(huán)境の変化による結(jié)果と言える。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)はTPP離脫、「米國ファースト」を重視する対外政策により、米國の東南アジアにおける求心力と発言権を失った。これによりアジア太平洋の戦略の重心を、北東アジアとインド洋に向け拡張せざるを得なくなった。またナショナリズム色が濃厚なモディ首相の就任、近年の経済高度成長、地政學(xué)的な地位の向上により、インドの外交は大國としての役割を強(qiáng)め、非同盟政策の特徴が弱まっている。この影響を受け、地域?世界事業(yè)に介入する願(yuàn)いと能力が強(qiáng)まっている。

　「インド太平洋戦略」の真の意図はアジア太平洋リバランス戦略とまったく同じで、中國けん制という目的があることに注意すべきだ。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」　2017年11月7日

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