ホテルが東京の「水天宮」という場(chǎng)所にあったため、水天宮とは何だろうかと疑問(wèn)を抱いた。

 

　その日の夜、月に照らされた夜桜の道を歩きながら、筆者は明るい提燈に「水天宮」と書(shū)かれているのを目にした。近づくとその提燈には椿が描かれており、觸れただけで芳しい香りが漂いそうなほどだった。翌日再び通りかかると、そこが美しい神社であることに気づいた。

 

　高層ビル群に囲まれているが、石段を登ると水天宮には依然として世俗から離れた靜けさがある。境內(nèi)には母と子の像が設(shè)置されている。江戸時(shí)代より、水天宮は安産祈願(yuàn)で有名な場(chǎng)所となっている。子寶を求める人、安産を願(yuàn)う人、それから健やかな成長(zhǎng)を祈る人で、一年を通じ參拝客が訪れる。

 

　境內(nèi)には椿が植えられ、満開(kāi)だった。どの花も多彩な美を見(jiàn)せてくれた。