「習近平國家主席からお返事をいただくことができて、大変うれしく思っています。お忙しい中ご返信していただいた習主席にはとても感謝しております」。Panda杯全日本青年作文コンクール受賞者の中島大地さんは、6月26日の人民日報記者の取材に対し、興奮冷めやらぬ様子でこのように話した。
大阪で開かれる主要20カ國?地域首脳會議(G20サミット)に出席するために習主席が間もなく日本を訪問するという時期に、中島さんは習主席へのあいさつと祝福、中日の友好事業に盡くしたいという願いを込めた手紙を送った。習主席の返信について尋ねると、中島さんは興奮気味に話した。「非常に丁寧に書いてくださった習主席のご返信は、これからの日中の青年交流にとっても非常に有益なことだと思います。今後もさらに日中青年の間の理解が深まるよう、微力ながらお手伝いをしたいと思います」
中島さんは大學時代に中國語を學び、中國文學を研究し、中日交流活動によく參加していた。交流の中で中國の人々の優しさに觸れたことが、中國をもっと理解しようというモチベーションを高めた。現代中國文學の研究や中國各地での実地調査で多くの収穫を得た中島さんは、「中國文化は全く新しい世界を開いてくれました」と語る。
Panda杯全日本青年作文コンクールは人民中國雑誌社、公益財団法人日本科學協會、駐日中國大使館の共催によるもので、2014年の創設以來、日本全國47都道府県から2500人余りが參加した。受賞者は毎年中國を訪れ、中國に対する理解を深め、中國の人々に親近感を持つようになった。
人民中國雑誌社の陳文戈社長は次のように述べた。習主席の返信は中島さん個人への勵ましと賞賛になるだけではなく、Panda杯にとっても大きな激勵となる。対日報道や交流業務の第一線で活動する人々を大いに元気づけるものだ。「習主席のご返信によって、より多くの日本の若者が中島さんのように中日青年交流や中日友好事業に參加することになるでしょう」
日本科學協會の大島美恵子會長は次のように述べた。習主席が日本のごく普通の若者の意見に真剣に耳を傾け、激勵の手紙まで送ったことは思いがけないことで、とてもうれしい。より多くの日本の若者が中國語を學び、中國を理解し、日中友好交流活動に積極的に參加し、両國の友好の基礎を固めてほしい。両國の民間の相互理解がさらに深まることを望む。
習主席の返信は日本の若者の間でも大きな反響を呼んだ。東京學蕓大學生の小嶋心さんはPanda杯を2回受賞し、昨年は中島さんと共に中國を訪れたことがある。その間、小嶋さんは中國各地の人々と交流し、中國のことがますます好きになり、その時の出來事が忘れられない思い出になった。「私たち一人一人の心には、日中友好の使者になりたいという願いがあります」と、小嶋さんは語る。習主席が返信の中に書いた「両國人民の友好の未來は青年世代に託されています」という言葉に、小嶋さんはとても勇気づけられたという。今後はさまざまな日中青年交流活動をより積極的に計畫し、參加するつもりだ、と述べた。
千葉大學生の內津真理野さんは、日中両國は一衣帯水の間にある隣國であり、歴史的に交流や學び合いが緊密だったと語る。日本の若者は中國にとても興味を持っていると話す內津さんは、日中の大學同士の協力がより強くなり、若者同士の交流がますます盛んになることを望んでいる。
中國留學経験がある、スタートアップ企業責任者の佐藤航平さんはこう語った。國家の未來を擔うのは若者だ。若者同士の交流や相互理解を深めることは日中両國に有益なだけでなく、世界が協力して対応しなければならない共通の課題の解決にとっても有意義だ。
東洋経済新報社記者の中山一貴さんは大學時代から中日交流活動に參加している。習主席が日本の普通の若者に返信を出したことは、驚きでもあり、喜びでもあると語る。「習主席のこの返信は、日中交流に攜わる全ての若者にとって大きな勇気づけと勵ましになるでしょう」。習主席が返信の中に書いた「両國の友好の根幹は民間にあり、両國人民の友好の未來は青年世代に託されています」という言葉を受け、中山さんは、両國関係のさらなる発展にとって青年交流や民間交流が重要な役割を果たすということを改めて感じたという。(「人民日報」より)
人民中國インターネット版 2019年6月27日