「中央社」の8日の報道によると、日本航空(JAL)の機長が勤務前のアルコール検査で基準値を上回る不祥事が複數回発生したことを受け、國土交通省は飲酒問題について2回目の業務改善命令を出した。國土交通省が1年に同じ航空會社に二度の業務改善命令を出したのは今回が初めて。JALの実川克敏副機長は2018年10月28日の飛行任務前、アルコールの匂いがすることが発覚し、検査でイギリスの基準の10倍のアルコールが検出され、イギリス検察に起訴された。裁判所は18年11月29日、実川被告に10カ月の求刑を言い渡した。
NHKの報道によると、上述の不祥事を受け、國土交通省は18年12月にJALに対して業務改善命令を出した。また、2019年1月にも、客室乗務員が機內で飲酒したとして業務改善勧告を行った。
JALは社內規定を改正したが、2019年に機長の飲酒問題が三度発生した。9月、58歳の機長が成田空港で勤務前のアルコールが検出された。そのほか、8月と4月にも勤務前に機長からアルコールが検出される不祥事が発生している。
國土交通省は、JALの機長に対する飲酒対策は徹底されていないとみて、飲酒問題に関して業務改善命令を再び出すことを決めた。
赤羽一嘉國土交通大臣は、各航空會社が飲酒対策を的確に実施できるよう、國土交通省は引き続き厳しく監督していくと述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月9日